身体の使い方を知る【システマ大阪研修】へ
大阪研修報告【システマ・ワークショップ】
先週末は大阪でシステマのワークショップにスタッフと参加しました。
研修前に今話題のキングコング西野さんの作った絵本『えんとつ町のプペル』の原画展示会が会場近くであったので見てきました。
光る絵本展でしたが、とても美しく幻想的な空間でした。
写真OKなので見てきたものを少し紹介させていただきますね♪
プペル展後、お昼からは『システマ』のワークショップへ参加してきました。
『システマ』とは?
ロシアの武術で軍隊格闘術として知られています。 様々な状況を想定した実戦的な格闘術として注目されています。なお、その歴史的背景と技術的特徴から、一般向けのセミナーでは護身術として指導されているところもあります。
徹底した脱力と柔らかな動きが特徴的でした。まさしくロシア版の合気道という感じでした
ナイフ、槍、棍棒、拳銃、突撃銃などの武器に関する攻防技術が多く盛り込まれている。これはロシア伝統武術全般の共通理念である全局面戦闘、白兵戦における生存性の向上などを色濃く受け継いだものと思われる。
システマは世界各国に普及が進んでいて、日本では2005年に公式ジムである「システマジャパン」が設立されたそうです。
システマでは技術よりも、身体の使い方の原理を習得することに重点が置かれています。
特に以下の4つが、システマで大事にされる身体の使い方の基本原則であるとされる。
- 呼吸し続ける
- リラックスを保つ
- 姿勢を真っ直ぐ保つ
- 移動し続ける
衝撃の体験!
初めてのシステマの体験でいろんなことが衝撃的でした!
そもそも、システマのワークショップに参加する目的が【身体の使い方】を学ぶことでした。
最初は原則のリラックスを相手の身体に触れて、自分のリラックスした状態を伝えるというワークを行いました。
身体がリラックスして【良い状態】でい続けることができれば、心身が健やかにいることができて痛みや不調に悩まされることがなります。
「リラックスなんて簡単じゃないか!」と思うかもしれません。
でも、意外と自分の身体は自分では分かっていないことがあります。
なぜなら、自分の身体を分かっていたのなら、痛めたり不調になったりすることがほぼないと言えるからです。
ということは、自分の身体のどこかにトラブルを抱えているのなら、早めに対応していく必要がありますね。
システマのワークがどんどん進んでいくと、格闘術の面が表れだして打撃やナイフワークなども練習しました。
身体がリラックスした状態だと危機的状況から生存する確率が高くなります。頭で考えるより身体が勝手に反応して、その時の環境に合わせた最適な対応を取ることができるようになると教えていただきました。
施術に活かすなら、セラピストががちがちに緊張した身体で触れて調整するよりも、身体が柔軟でリラックスしたセラピストに調整してもらう方が受ける方もリラックスできるということです。
でもシステマの打撃は強烈でしたねΣ(゚Д゚)
ナイフワークでナイフをよけて腕を叩くことをしたのですが、リラックスした状態からの打撃は戦意を喪失させるのに十分な衝撃でした!
力んでは出すことのできない打撃の威力で涙が出そうになるほどでした!!
とても痛い思いもしましたが、整体やコンディショニングの良いヒントをたくさん得られたので大変満足でした(*^^*)