肩への負担を減らして肩こりを解消する!
〝肩こりに悩んでいる方〟に向けて
今回のテーマ:
「肩への負担を少なくするには」
肩コリの原因は、
・長時間の同じ姿勢や、姿勢の癖
・肩に負担のかかる身体の使い方
・肩の使いすぎ
・昔の怪我の影響
・ストレス
・冷え
等、様々な影響に結果生じる
【過度の肩や肩周りの筋肉等への負担】だとお伝えしました。
このことから、
肩や肩周りへの負担を少なくすることができれば、
肩コリを解消できる可能性があると言えます。
みなさまは、”肩や肩周りを動かす”と言われてどこをイメージされますか?
【図1】のように、
腕の付け根(腕と肩甲骨をつなぐ関節部分)や
肩甲骨をイメージされると思います。
もちろん、間違っているわけではなく、正解です。
ここでお伝えしたいのは、
肩や肩甲骨を動かすと
腕の付け根や肩甲骨以外に
《他にも、一緒に動いてくる部分がある。》ということです。
《他にも、一緒に動いてくる部分》とは、
背骨や肋骨、姿勢によっては、骨盤や股関節も一緒に動いてきます。
もっというと、肩や肩周りを動かすと全身に影響します。
それをわかりやすくご自身の身体で体感することができます。
是非、試してみて下さい。(【図2】を参考に)
☑ 猫背にして腕を挙げた場合と、背筋を真っ直ぐして挙げた場合を比べてみてください。
↓
- どちらのほうが腕は挙がったでしょうか?
👉背筋を真っ直ぐして挙げた場合の方が、腕は挙がったと思います。
猫背の時と、背筋を伸ばした時の姿勢を比べると、
背骨は伸びており、肋骨や骨盤は起きています。
☑ まず、家族や友人だれでもいいので一人、協力者をつかまえてください。
立った状態(”何もしない場合” と “肩を強く力ませる場合” )で、協力者に骨盤辺りを横から押してもらってください。
この時、押される方は、その場から動かないように踏ん張る。
↓
- 踏ん張る力に差は出なかったしょうか?
👉これは、肩が全身に影響を与える(肩が足の方まで)ということが言えます。
(肩を強く力ませた方が、踏ん張れないと思います。)
これらのことから何を言いたいかというと…
肩コリに対しては
単に、肩・肩周りをほぐすのではなく
『肩の負担を少なくために、全身を使った身体の使い方』ができればいいということです。
また、そのような使い方をした体操を通して、自己管理できればいいと言えます。
ここでお伝えしている自己管理というのは、
例えば、運転やデスクワーク時に同じ姿勢を取っていて、肩や肩周りに違和感を感じた時、
全身を使った身体の使い方をした体操を行い、肩や肩まわりが楽になった感覚を体感する。
つまり、
”自分自身で身体を良くできる。楽にできる。”ことを指しています。
そういったことが、慢性的な肩コリ、痛みの緩和につながると思いますので、
是非、自分自身の身体と向き合って頂けたらと思います。
次回は、『肩コリ改善のための、座ってできる体操』をお伝えしたいと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。