腸活ケア講座便秘解消編のフォローアップ
腸活ケア講座便秘解消編の復習
便秘に効く、腸ハツラツ体操
「はじめに」
便秘の原因として、
腸の動きが悪くなり、[便の形成⇒排泄]の過程でトラブルが起こることが考えられます。
動きが悪くなっている腸は、硬くなり(腸への血液の流れが悪くなることにより)、
同時にその周りにある筋肉(お腹周りの筋肉)も影響し、硬くなっていることが多いです。
そのため、便秘の解消には、
腸や筋肉の硬さをやわらげ、腸の動きを良くしてあげる必要があります。
やわらげる方法としては、
- 呼吸を利用して、腸を揉む
- 腸をストレッチ(伸縮させる。)
方法があります。
硬さをやわらげることで、腸の動きを良くし本来の働きを取り戻すきっかけをつくる。。
それを[腸ハツラツ体操]と呼んでいます。
「腸ハツラツ体操を始める前に…」
腸ハツラツ体操を実施する前に
しっかりとこの体操が上手くいっているのか(便秘に効果があるものなのか)の
【判断方法】を理解しておくことが大切であると考えます。
上手くいっているかわからないと、継続しなくなってしまうと思いますので…
冒頭でもあったように、腸の働きが悪くなると、
腸とその周りの筋肉(お腹周りの筋肉)は硬くなります。
なので、その硬さが体操の後にやわらいだかどうかが、【判断方法】になります。
「【判断方法】の実践」
そもそも腸や筋肉が硬いとはどのくらいで判断すればいいのか……ですが、
硬いかどうかの指標は、
『自分の二の腕に力をいれたときの力こぶ』を反対の手で触ってみて下さい。
触った感触として、抵抗感(硬さ)を感じるかと思います。
そのような感触がお腹にあれば、 ” 硬くなっている”と考えていただければいいと思います。
そして、触り方ですが、
「左手と右手を交差していただき」、手のひらの面で、じわ~っとゆっくり奥に押していってください。
- 硬さの判断
⇒二の腕に力をいれた時の力こぶの感触が硬さ。
- 触り方
⇒「左手と右手を交差して、じわ~っとゆっくり押す
「触る場所」
『小腸』は、へその周りとなります。
へその左側が、①・下側が、②・右側が、③・上側が、④
①~④の四ヶ所に分けて、①⇒②⇒③⇒④と順番に触っていきます。
『大腸』は、骨盤の出っぱり・肋骨の下を結ぶ四角形の位置にあります。
右の骨盤の出っぱりのやや内側が① 右の肋骨の下が②
みぞうちのやや下(②と④の間)が③ 左の肋骨の下が④
左の骨盤の出っぱりのやや内側が⑤
「腸ハツラツ体操」
⚫呼吸を利用して腸を揉む
・「触る場所」でお伝えした場所・順番に手を置き、深呼吸をします。
・深呼吸は、鼻から吸ってお腹(触っている箇所)に空気をため、ためた空気を口からしっかり吐ききります。
・揉むという表現をしていますが、実際は手は添えて置いておく程度で大丈夫です。
※強く揉みすぎると返って、腸はストレスを感じ硬くなってしまいます。
⚫腸をストレッチ(伸縮させる。)
・お尻を持ち上げるときは、骨盤⇒腰の骨⇒胸の骨の順番
・お尻を下ろすときは、胸の骨⇒腰の骨⇒骨盤の順番で行います。
・背骨の一つ一つをマットにすりつけるようなイメージに行うと、腸に良い刺激が加わります。
・まずは、両膝揃えを片側に倒す。(脇☟のウエストを伸ばす意識で)
※ゆっくり、じわじわ行うようにする。肩甲骨は浮かさない。
・余裕がある方は、両膝を倒した側と反対側にくびを捻り、腕の伸ばすとさらに脇☟のウエスト周辺の伸びを感じることができます。
・足は、ふとももで持ち上げる意識というよりは、お腹から持ち上げる意識で。
・持ち上げた方の足と反対側は、しっかりと伸ばして。